顧客情報管理システム「CIMS」
しんきん共同センター加盟信用金庫様向け「顧客情報管理システム(CIMS)」
導入事例の紹介
Custermer Information Management System:
渉外活動の見える化を実現し、営業基盤強化の一翼を担う新戦力ツール
開発の背景
- 内的要因
- 信用金庫を取り巻く経営環境の急激な変化に伴い、情報系システムに対して生産性向上への貢献など信用金庫の収益拡大に貢献する役割が求められるようになってきている
- 外的要因
- IT利活用は成長戦略のコアの一つであり、金融当局はITと金融との融合を促進する銀行規制の見直しに着手するなか、金融機関には、「守り」ではなく「攻め」の姿勢でIT利活用に取り組むことが求められている
SCB“IT利活用が「金融機関」にもたらすものは” 2015.3.18発行より一部引用
現状の分析
【現状】
- 渉外担当者の日々の訪問日報が紙ベースでかつ、様式が統一されてないため、金庫経営戦略に沿った形での顧客情報(属性等)の収集がなされず、作成に時間がかかり単なる事後報告書になっている
- 人事異動等で前任者から引き継ぐ際に、過去に遡っての折衝状況を把握することが難しいため、情報の陳腐化が懸念される
- 訪問日報から集めた情報やノウハウを組織として活かすための仕組みが確立されていないため、上司のリアルタイムでの継続的なフィードバックがなされていない
【問題・課題】
- 長年にわたり個々の渉外担当者が培ってきた経験と知見を金庫全体のノウハウとして引き継ぐ環境がない
- 訪問日報の利用目的を明確にし、常に営業戦略に沿った情報の収集と収集された情報が分かりやすい区分で整理され、いつでも、だれでも、簡単に利用でき情報共有できる環境の構築が必要である
開発コンセプト
※ 開発にあたっての金庫様ご要望事項 ※
日報の可視化
- 日報のフォーマットはその利用日的に沿って、渉外担当者の一日の活動の要点を的確にとらえることができ、なおかつ記録しやすい形にし、日報を文字の多用から「数値化」「記号化」して、一目見ただけで営業活動を継続的に評価できる仕組みを構築する
情報の共有化
- 訪問活動の過程や商談の進行過程を知る基礎資料をDB化し金庫全体での情報共有を可能にし、収益拡大の一翼を担える新戦力たるツールになることをめざす
小さく産んで大きく育てる
- 設計思想は常にPDCAを回せるよう拡張性を最優先とする
システム概要
CIMSシステムイメージ
概要
日々の訪問活動において入手した情報を蓄積し共有化することで、渉外活動のより一層の効率化、高度化を実現する
特長
訪問日報作成がそのまま金庫営業戦略上必要な生きた情報、現場に役立つ情報、経営に役立つ情報となる
主な機能
一部2次開発(2017年9月リーリース機能あり)
- 訪問活動管理
- 日々の訪問日報作成(原則当日作成、報告)
- 上長によるコメントの入力
- 顧客、世帯単位での情報管理(属性、取引状況)
- 案件管理
- 顧客、世帯での案件進捗状況管理
- 過去の折衝状況(経緯)の照会
- 様々な切り口(汎用検索)での案件照会
- 活動実績管理
- 日、月、期、年単位での渉外活動実績管理
- 陳腐化防止機能(バッチ処理)
- 有効期限のある案件情報については、毎月バッチ処理で自動修正(システムで自動修正不可の場合は非表示化)
CIMS構築ロードマップ
- ※ 現在CIMSが対応可能な金庫補完システムはNTTデータ製「顧客基本サーバ」となりますが、条件が揃えば他社製品でも対応可能な場合もございますので、ご相談をお受けいたしますので、弊社でお役に立つことがございましたら何なりと申し付けください。
導入効果
ニッキン2017年5月12日号で
紹介されました